食感をいつまでも楽しむために

こんにちは。院長の中嶋です。

こんにちは。みなさんは毎日さまざまなものを食べて食事を楽しまれていると思います。食事の楽しみといえば、味や食感はもちろん、漂ってくる香りや美味しそうな見た目などいろいろな要素がありますね。

では、その中の「食感」を感じることができなかったら…?楽しみは半減してしまうのではないでしょうか。

もちもち、カリカリ、ザクザク、シャキシャキ、つるつる、コリコリ、ぷりぷり…。実にさまざまなものを思い浮かべることができる「食感」。こんなに繊細に感じることができているのは「歯根膜」という、厚さたった0.15~0.4㎜ほどの薄い組織なんです。

● 歯根膜はこのような大切な役割を担っています。

【歯と顎の骨をつなぐ】

歯根膜の中のコラーゲン繊維の束がセメント質と歯槽骨を結び付け、歯がグラグラになったり、抜け落ちたりすることを防いでいます。

【外部からの衝撃をやわらげるクッション】

歯を食いしばったり、硬いものを食べたりしたときに歯や骨などに直接衝撃がかからないように吸収・分散してくれています。

【微妙な刺激を感じるセンサー】

サクサク、コリコリ、シャキシャキ…といった食感を感じることができるのは歯根膜のおかげです。また、過剰な力で咬むのを防いでくれています。

● 歯根膜がなくなってしまう?

むし歯や歯周病などで歯を失ってしまうと同時に歯根膜も失います。そしてそれが自然に再生することはありません。入れ歯やインプラントなどで歯の役割をするものを使用しても歯根膜の役割をしてくれることはないのです。

いつまでも食感を楽しめる食事をするためには、むし歯や歯周病を予防し、歯を大切にすることが何よりも大事なことです。日々のご自身での歯磨きなどのケアに加え、歯科医院でのメインテナンスでしっかり歯を守ってあげましょう!

母の茶席

こんにちは。院長の中嶋です。
道端やお花屋さんで
アジサイ を見かける季節になりました。
青や紫といった美しい色合いが特徴ですが、
あの色は土の「酸度」によって変化するそうです。

人間の場合、「酸」は歯の表面を溶かし、
色素沈着やむし歯の原因になってしまいます。
特に食後はお口の中が酸性に傾くため、
うがいでゆすぐなどして、
口腔環境を整えるのがおすすめです。

 

さて、先日のことですが、
母が席主を務めた茶席に出席してきました。

母は10代の頃から茶道を始めて、
89歳の今までずっと茶道に携わってきました。

私が小学校の頃には、
茶道の師範として多くのお弟子さん達が
自宅にお稽古に通われていました。

現在もお稽古に通われている
お弟子さんの中には
当時からの方も多く、
もう50年以上のお付き合いとなり
驚かされます。

 

今回は3年ごとに開催される
三友会主催の茶席でした。

母は3年前も薄茶の茶席の席主を務め、
私も出席したのですが、
今回の濃茶の茶席は素人の私でも分かるくらい、
遙かに完成度の高い茶席でした。

これはもちろん母の技量だけではなく、
多くのお弟子さんと私の姉が
親身に協力して頂いたおかげに他なりません。

このような周りの方々に慕われて
協力してもらえる母は、本当に幸せです。

きっと母の健康の源は
茶道・そして茶道を通じて接する方々との
深い交流にあるのだろうと思います。
打ち込めるものがあり、
同じ道を行く仲間がいるというのは
本当に素敵なことですね。

これからも、お弟子さんや姉と一緒に
茶道を楽しんで長生きしてください。

 

 

 

なかしま歯科医院
〒814-0006
福岡県福岡市早良区百道1-20-3 1階
TEL:092-846-8811
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歯並びや呼吸にも影響する!?舌の正しいポジションとは

 

 

こんにちは。院長の中嶋です。
6月5日は環境問題への取り組みを広げる日、
世界環境デーです。

 

日本では「環境の日」として定められており、
私たちもまずは身近な環境問題から
少しずつでも意識的な取り組みを
心がけたいですね。

 

身の回りの環境と同じく、
お口の環境においても
意識を向けてみてほしいことがあります。

 

それが、舌の位置です。

 

 

 

 

◆舌の正しい位置はどこ?

 

普段、私たちは自分の舌が
どこにあるのかをほとんど意識していません。

 

しかし、舌には
”本来あるべき位置”が存在します。
その位置とは上の前歯の裏側のやや上、
「スポット」と呼ばれるポイントです。

 

舌は何もしていないときに、
先端がこの位置にあるのが
自然な状態とされています。

 

ところが近年は、
舌の先端がこのスポットより低い位置にある
「低位舌(ていいぜつ)」の方が増えています。

 

 

 

低位舌は放置すると、
さまざまな不調やトラブルの
原因になることが知られています。

 

 

 

 

◆舌の位置が呼吸に与える影響

 

低位舌による不調のひとつに挙げられるのが、
呼吸への影響です。

 

人間の呼吸は「鼻呼吸」が正常ですが、
舌が下がっていると口が開きやすくなるため
「口呼吸」になりがちです。

 

「息をするなら鼻でも口でも
どちらでもいいのでは?」

と思われるかもしれませんが、
実は口呼吸にはさまざまな問題があります。

 

口呼吸によって口が乾くと、
だ液の自浄作用が弱まり、
むし歯や歯周病、口臭のリスクが高まります。

 

さらに、鼻には細菌やウイルス、
アレルゲンなどをブロックする
「フィルター機能」が備わっていますが、
口呼吸ではこの役割が十分に機能しなくなります。

 

そのため、風邪やインフルエンザなどの感染症や、
アレルギー症状のリスクが高まる可能性があります。

 

 

 

 

 

◆まだまだある!低位舌のリスク

 

低位舌は呼吸のほかにも、
次のようなリスクが指摘されています。

 

(1)歯並び・かみ合わせの乱れ
低位舌になると、舌が上あごを押し広げる力が
うまく働きません。
そのため、上あごが狭いまま成長してしまい、
歯が並ぶスペースが足りなくなったり、
「受け口」になったりすることがあります。

 

(2)姿勢や全身のバランスの影響
低位舌が原因で口呼吸になると、
空気が通る「気道」も狭くなってしまいます。
そのため、十分な呼吸を確保しようと
無意識に頭を前に傾けたり、
上向きにしたりする姿勢になりやすく、
これが猫背や肩こり、腰痛などの
一因になることがあります。

 

(3)睡眠の質の低下
低位舌の人は舌の筋力がもともと弱いため、
眠っている間に舌がのどの奥のほうへ
下がりやすくなります。
その結果、舌が気道をふさいでしまい、
「いびき」「睡眠時無呼吸症候群」
引き起こすことがあります。

 

 

 

 

 

◆あなたは大丈夫?
 舌の位置のセルフチェック

 

次のような場面で
舌の先端が下の前歯に当たっていたり、
上下の前歯の間に挟まっていたりする場合は、
低位舌の可能性があります。

 

・何かに夢中になっているとき
・普通に口を閉じているとき
・「タ行」の言葉を発音するとき
・食べ物や飲み物を飲み込むとき

 

低位舌は放置すると、
さまざまな不調の原因になるため、
早めの改善が大切です。

 

お心当たりがある場合は、
早めの受診を心がけましょう。

 

 

 

なかしま歯科医院
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入れ⻭製作の流れ

こんにちは。院長の中嶋です。

こんにちは。さわやかな春は過ぎ、日本列島がジメジメする季節がやってきました。今年は5月16日に九州南部が梅雨入りしましたが、九州南部が全国で一番に梅雨入りするのは1951年からの統計史上初めてとのこと。例年より2週間も早い梅雨入りだったそうです。梅雨の時期は気圧や寒暖差、湿度などの影響で不調が出やすい時期でもあります。生活リズムを整える、薄暗くなりがちな室内を明るくする、除湿をして部屋の湿度を40〜60%ほどにする、などの対策をしてみましょう。

⻭周病などで⻭を失ってしまった時の対処法として入れ⻭やブリッジ、インプラントなどがあります。お口の中の状況によって適した治療法は変わってきますが、多くの方が利用されている「入れ⻭」の製作の流れを紹介します。

 

1.大まかな型どりをする

お口の大きさや形は人によって違うため、まず、義⻭を作るための大まかな型(印象)を採り、それをもとに精密な印象を採るための個人トレーを作ります。(既成のトレーで精密な印象を採る場合もあります)

2.個人トレーを使用して精密な印象を採る

入れ⻭を製作するのが上下の片方だけでも、上下とも印象を採ります。
*既成トレーと個人トレーの違い
印象採得に使用する材料は印象を採った直後から徐々に変形していきます。印象材の厚みが大きいほど変形も大きくなるので、印象材は薄いほど変形は小さくなります。
個人トレーはその方に合わせた形になっているので、印象材も少なく済み、より精密な模型の製作が可能となり、よりフィットする入れ⻭の製作が可能となります。
 
既成トレー↓

個人トレー↓

 

3.かみ合わせを確認します

精密印象をもとに作成された模型を使用し、上下、前後、左右のかみ合わせを確認します。
 

4.試適を行う

顎堤の部分がロウでできた仮の入れ⻭を試着していただき、その方のお顔やお口の中との調和がとれているか、かみ合わせは良いかなどの確認をします。
 

5.セット

完成した入れ⻭を患者様のお口に入れ、調整を行います。以上が一般的な流れですが、それぞれの間に1週間ほど必要なため、入れ⻭の作成には1か月程度は必要になります。
セット後、痛みが出てきた、ゆるくなってしまった、などの場合は⻭科医院で調整が可能です。また、毎日のお手入れがとても大切です。正しいお手入れの方法もお伝えしますので、わからないことがあればお気兼ねなくご相談ください。

要注意!そのお口トラブル、原因はウイルス感染かも!?

こんにちは。院長の中嶋です。
5月5日はこどもの日ですね。

 

この時期に飾る五月人形には、
病気などの災いから守ってくれるように、
といった願いも込められています。

 

しかし、幼いうちは病気にかかりやすく、
特に目に見えないウイルスによる感染症
十分な注意が必要です。

 

中でもお口の中に違和感や痛みを覚えた場合、
その原因はウイルスの感染であることが
多くあります。

 

とりわけ幼児期にかかりやすいものも多く、
感染すると、慣れない症状に
戸惑うことも考えられます。

 

そうならないためにも、
今回は代表的な症状と、治療法をご紹介します。

 

 

 

 

◆ヘルペス性口内炎

 

単純ヘルペスウイルス
初めて感染したときに発症する病気です。

 

6歳以下の子どもに多く、
感染してから4~5日で発症し、
発熱や全身のだるさがあらわれます。

 

お口の中の症状では
「口内炎が複数できる」「歯ぐきが赤く腫れる」
「粘膜や舌に水ぶくれができて痛い」
などが代表的です。

 

 

 

治療は安静が基本で、
抗ウイルス薬の飲み薬や
塗り薬が処方されます。

 

ただ、痛みで食事が取れないほど重症な場合は、
入院のうえ、点滴などで栄養を補いつつ、
治療が必要になることもあります。

 

 

 

 

◆帯状疱疹(たいじょうほうしん)

 

子どもの頃にかかった
「水ぼうそう」のウイルスが、
体調不良や免疫力の低下をきっかけに
再び活動し始めることで起こる病気です。

 

体の左右のどちらかに
痛みやかゆみをともなう
発疹があらわれるほか、
チクチクと針で刺されたような
痛みが生じることがあります。

 

お口の中では、
左右どちらかに赤みや水ぶくれが
帯状にあらわれるのが特徴です。

 

治療には抗ウイルス薬や
痛み止めのほか、
口内を清潔に保つために
うがい薬やトローチなどを用いることもあります。

 

 

 

 

◆ヘルパンギーナ

 

コクサッキーウイルスA群による感染症で、
1~4歳の子どもに多く、
夏に流行しやすいのが特徴です。

 

症状としては発熱のほか、
喉の奥に赤みや水ぶくれができ、
つぶれると小さな潰瘍になります。

 

喉の痛みが強くなると、
食事や哺乳が難しくなることも
少なくありません。

 

ただし、1週間程度で自然に治ることが多いため、
基本は水分や栄養の補給を欠かさず、
必要に応じて痛み止めなどを使用します。

 

 

 

 

 

◆手足口病

 

コクサッキーウイルス
エンテロウイルスによる感染症で、
1~5歳の子どもに多くみられます。

 

感染から数日後に、手足や口に
小さな水ぶくれができるのが特徴です。

 

また、発熱を伴うこともありますが、
長期的に高熱が続くことは
通常はありません。

 

ヘルパンギーナと同様に、
お口の中やその周りに水ぶくれができると、
痛みで食事や哺乳が難しくなることもありますが、
多くの場合は自然に治ります。

 

また、症状が強い場合は、
痛みや発熱をやわらげる治療を行います。

 

 

 

 

◆気になる症状は
 早めに歯科医院でチェックを

 

お口の中に症状がでるウイルス疾患は、
初期の段階で口内炎やむし歯の痛みと
区別がつきにくいことも少なくありません。

 

そのため、対処を間違えると
かえって重症化するおそれもあります。

 

 

 

 

お口に関する症状で判断に迷うことがあれば、
まずはお早めに当院へご相談ください。

 

 

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高齢者のお口の機能低下

こんにちは。院長の中嶋です。

みなさんこんにちは。新緑が美しい季節になって参りました。外に出るのが一番気持ちいい季節ですね。

 

高齢になると体に少しずつ不調が出てくるものですが、お口も例外ではありません。こんなことに心当たりがある方はいませんか?

 

・口が乾きやすくなった

・食事の際に食べこぼしが多くなった

・むせやすくなった

・飲み込みにくくなった

・食事に時間がかかるようになった

・食べ物が口に残るようになった

・発音や滑舌が悪くなった

・口臭が強くなった

 

このような症状は「口腔機能低下症」という、お口の機能が低下している状態です。

◎唾液分泌量の減少 

唾液が減少すると「話しづらい、食べにくい」など、日常生活に影響が出るほか、お口の中の細菌が増殖しやすい環境となるため、口臭が強くなったり、歯周病やむし歯のリスクが高まり、それに伴って歯を失うことがあります。咀嚼機能に影響が出て、硬いものが食べづらくなり、柔らかいものや食べやすいものを中心に食べるようになり、栄養が不足したりバランスが崩れやすくなります。

 

◎舌や唇の動きの低下

唾液分泌量の低下に加えて舌や唇の動きの低下があると、はっきりとした発音や、スムーズに話すことがさらに難しくなります。また、お口の中で食べ物を動かしたりまとめたりすることが難しくなり、お口の中に食べ物が残りやすくなったり、飲み込むことが困難になります。

 

◎社会参加の減少

食事や人との会話が難しくなってくると、人と交流することが億劫になり、外出が減ることにつながります。また、歯が少なくなったことにより、見た目を気にして人に会いたがらない方もいます。外出や散歩などの適度な運動が減っていき、徐々に筋力が低下してしまいます。

口腔機能低下症はお口の中の問題だけで済まず、身体や心の健康、認知機能の低下、社会とのかかわりにも影響を及ぼす重大な問題です。口腔機能低下症の検査は歯科医院で受けることができます。ご自身やご家族に心当たりがあるようであれば、まずはご相談ください。

贅沢なインスタントラーメン

こんにちは。院長の中嶋です。
皆さんは「春の味覚」といえば
何を思い浮かべますか?

いちごや、カツオなど、いろいろありますが、
シャキシャキとした歯ごたえが魅力の
『タケノコ』も今が旬ですね。

たくさん噛んで、歯ごたえを楽しむためにも、
お口のメンテナンスを欠かさないようにして
大切な歯を守っていきましょう。

 

さて、以前このブログでも書きましたが、
私はほとんど料理を作れません。
でもインスタントラーメンは好きで
時々自分で調理して食べています。

インスタントラーメンの中でも
私が一番好きなのが、
サッポロ一番塩ラーメンです。
このラーメン、かなり歴史が長いので
知らない人はいないのではないかと思います。

先日インターネットの記事で
このサッポロ一番塩ラーメンを
簡単に美味しくする裏技が
紹介されていましたので、
早速試してみました。

作り方はとっても簡単で、
麺を茹でるお湯に対して
1/3 程度の日本酒を加えるだけです。
その他は今までと同様のやり方で作ってみました。

そしていつものように
一味唐辛子を少しかけて食べてみると!!!
確かに美味しいです!!!

特に感じたのは麺で、
いつもよりコシがあって歯触りが絶妙でした。
日本酒は何でも良いようで、
私は飲みかけの寒北斗という
福岡の地酒を使いました。
使用する日本酒で差が出るのか等を
これからも楽しみたいと思います。

ちょっとだけ贅沢なインスタントラーメンになりますが、
インスタントラーメンがお好きな方は
ぜひ試して頂きたいです(笑)

 

 

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