2024年 10月 の投稿一覧
いい唾液の日
福岡県福岡市早良区のなかしま歯科医院です。
こんにちは。今年は日本各地で季節外れの暑い日が続きましたが、ようやく秋めいてきました。
気づいてみれば今年もあと2か月。これからどんどん寒くなってきますので、風邪などひかぬよう、ご自愛ください。
さて、11月はいろいろな「いい〇〇の日」がありますね。
いいお産の日、いい頭皮の日、いい膝の日、いい石の日、いい夫婦の日、いい肉の日などなどなど。(それぞれ何日かわかりますか?答えはこのブログの最後に!)
歯科が関係する「いい日」もたくさんあります。
8日:いい歯の日・いい歯ならびの日・歯ぐきの日
19日:いい息の日
28日:いい唾液の日
今回はこの中から「唾液」について取り上げたいと思います。
唾液は安静時には毎分0.3~0.4ml、刺激時は毎分1~2mlほど、1日に約1,000~1,500ml出ています。
まず、唾液にはこのような役割があります。
・食べ物の味を感じる味覚作用
・食べ物の消化を助ける消化作用
・お口の中に存在する菌や侵入してきた菌の増加を抑える抗菌作用
・むし歯のリスクを減らす再石灰化作用
・お口の中の粘膜を守る・修復する
・食べ物を飲み込みやすくする
・しゃべりやすくする(舌の動きを円滑にする)
このように、むし歯や歯周病の予防、食事をおいしく・摂りやすくする、お口を滑らかに動かす、病気から身体を守るなど、実にさまざまな役割があることがわかります。
唾液には、「サラサラ」なものと「ネバネバ」なものがありますが、これにもそれぞれの役割があります。
サラサラ:耳下腺から分泌され、でんぷんを消化するアミラーゼが多く含まれる。食べ物を飲み込みやすくし、お口の中のpHを中和する。
ネバネバ:舌下腺から分泌され、糖タンパクの一種であるムチンが多く含まれ、お口の中の粘膜の保護・保湿、細菌をからめとり、体内への侵入を防ぐ。
よくネバネバの唾液は良くない、言われます。サラサラはリラックスしている時、ネバネバは緊張している時やストレスを感じている時に出やすいためにそう思われがちですが、ネバネバにも大切な役割がありますので、両方バランスよく出ていることが大切になります。
よく噛んで食べ、たくさんおしゃべりをして口を動かして楽しく過ごし、唾液をたくさん出すように心がけましょう!
(答え)
いい頭⽪の⽇:10 ⽇
いい膝の⽇:13 ⽇
いい⽯の⽇:14 ⽇
いい夫婦の⽇:22 ⽇
いい⾁の⽇:29 ⽇
(簡単なものもありましたね。すべてわかりましたか?)
感謝でいっぱいの還暦祝い
こんにちは。院長の中嶋です。
いつの間にか季節はすっかり秋模様となりました。
この時期は朝晩と日中の寒暖差が大きく、
免疫力の低下から歯の
痛みなどの症状が出る恐れもあります。
皆さま体調管理には、くれぐれも気をつけて
どうぞ穏やかな秋をお過ごしください。
さて、私事ですが
9月11日に誕生日を迎え、60歳になりました。
私自身、今まで年齢を
気にしたことはなかったのですが、
いざ還暦を迎えてみると
59歳と60歳では大きな差があると痛感します。
50歳になったときには
全く思わなかったのですが、
「60歳」という文字を見るたびに
なんだか年齢を感じますね。
きっと70歳になったら、
今より強く実感することでしょう(笑)
先日、親友達が幹事となり、
還暦のお祝いの会を開いてくれました。
ちなみに、写真の中で着用している
赤のスーツは、メインの幹事であり
後輩の森田滋元先生から
プレゼントしていただきました。
このかっこいいスーツは、
なんとオーダーメイドとのことです。
体にジャストフィットして、
気持ちよく着こなせました。
森田滋元先生、ありがとうございました。
これからも大事に着ます。
当日は友人だけでなく、
患者さんや当院のスタッフ、
家族も来てくれました。
スタッフ一同からは、
立派な花束と高級なワインを
贈っていただき、本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。
会に参加していただく皆様に
「来て良かった」と思ってもらえたら…と、
それだけを思って迎えた当日。
振り返ると、幹事の方々の準備や
素晴らしい料理・お酒、そして
名司会のおかげで、とても良い雰囲気のなか
盛会になったと思います。
参加していただいた皆様、
心から感謝いたします。
改めて、ありがとうございました。
年齢を重ねても明るく元気に、
これからも歯科医師として
皆様のお口の健康を
サポートさせていただけたらと思います。
なかしま歯科医院
〒814-0006
福岡県福岡市早良区百道1-20-3 1階
TEL:092-846-8811
URL:https://momoti-nakashimashika.com/
Googleマップ:https://goo.gl/maps/myBuE9EFefAoqWke7
母子ともにリスクが! 妊娠中の口腔ケアの重要性
こんにちは。院長の中嶋です。
秋といえば「食欲の秋」。
旬の食材を味わうのが楽しみになる季節です。
旬の食材はおいしいだけでなく
栄養価も高いため、
積極的に食事に取り入れたいですね。
そんな食事が楽しみな季節だからこそ、
お口のケアも欠かせません。
中でも妊娠中の方は
お口のトラブルが起こりやすく、
母子の健康にも悪影響を与えうるため、
特に注意が必要です。
そこで今回は、
妊娠中の口腔ケアの重要性について
お話ししていきます。
◆痛みや不快感も!?
妊娠中に起こりやすいお口のトラブル
かつては
「一子を得ると一歯を失う」
といわれたほど、
妊娠中は口内にさまざまな問題が
発生しやすくなります。
「気分が悪くて、歯が磨けない」
「だ液がネバついて気持ち悪い」
などがその代表例です。
また、妊娠前にはなかった
以下のようなトラブルに悩まされる方も
少なくありません。
・歯や歯ぐきに痛みがある
・歯ぐきに腫れや出血がある
・冷たいものや熱いものがしみる
・口臭が強くなる
◆なぜ妊娠中にお口のトラブルが起きるのか?
その要因のひとつが、妊娠中における
女性ホルモンの分泌量の増加です。
これにより、女性の体には
さまざまな変化が生じます。
これはお口の中も例外ではなく、
サラサラだっただ液が粘り気を増し、
つわりによって
歯みがきが困難になるなどして、
普段よりもお口の中を
清潔に保つ力が弱まります
また、歯周病菌の中には
女性ホルモンによって
活発になる菌が存在することも、
妊娠中に歯ぐきの腫れや
出血が多くなる一因です。
さらに、妊娠後期に入り
お腹が大きくなると、
一度に食べられる食事の量が限られるため、
結果的に食事の回数が増えていきます。
それに応じたケアが不足してしまうことも、
お口のトラブルが増える要因となります。
◆赤ちゃんにも悪影響が!?
妊娠中の歯周病に要注意
妊娠中のお口のトラブルは
お母さんだけの問題ではなく、
赤ちゃんにまで影響する恐れがあります。
その一例が、早産や低体重児出産です。
近年の研究により、妊娠中の歯周病は
早産や低体重児出産のリスクを約2倍~4倍も
高めることがわかっています。
これは、歯周病の原因菌や歯ぐきの炎症が、
子宮の収縮に影響を与えるためと
考えられています。
このことから、
妊娠中はお母さん自身だけではなく
お腹の赤ちゃんの健康を守るためにも、
お口のケアは欠かせません。
◆安定期に入ったら歯科受診を!
妊娠中のお口の健康は、
お母さんと赤ちゃん、双方に大切です。
妊娠安定期(妊娠16週~27週)に入ったら、
ぜひ歯科医院で検査とクリーニングを受けましょう。
また、安定期であれば
必要な歯科治療を受けることも可能です。
定期的なケアでお口の健康を保ち、
安心して出産を迎えられるよう、
私たちも全力でサポートいたします。
妊娠中のお口のケアで気になることがあれば、
お気兼ねなく当院へご相談ください。
なかしま歯科医院
〒814-0006
福岡県福岡市早良区百道1-20-3 1階
TEL:092-846-8811
URL:https://momoti-nakashimashika.com/
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