2023年 11月 の投稿一覧
やっぱり気になる「歯の着色」
福岡市早良区 なかしま歯科医院のブログページです。
こんにちは。だいぶ寒さも増してきて、すこし遅れた初雪の便りが各地から届き始めました。
「人の第一印象ははじめの3秒で決まる」と言われますが、その中でも視覚からの情報は55%を占めるそうです。優しい笑顔に白くてきれいな歯がちらっと見えたら素敵ですよね。
歯の着色汚れに悩んでいる方は意外と多いと思います。着色の原因は様々で、例えば以下のようなものが着色の原因となります。
・タバコのヤニ
またこうした外からの付着とは別に、変色の原因が体の内側からのものもあります。
・テトラサイクリン歯
(テトラサイクリン系の抗生物質を0~12歳頃の歯の形成期に摂取した方に見られる歯の変色。現在は8歳未満には原則使用しないこととなっています)
・加齢
(外側にある白いエナメル質が薄くなり、その下にある黄色っぽい象牙質が透けて見えてくる)
・むし歯、神経が無い歯の変色
外からの着色が原因の場合は、歯科でPMTCなどのクリーニングを受けることによって落とすことができます。
ですが、外部からの着色でも、そのまま放置していると歯の内部に入り込んでいくので、定期的に歯科検診にお越しいただき、落とせなくなる前にクリーニングを受けていただくことをおすすめします。
また、その際に他の変色の原因が見つかる場合もあります。着色・変色の原因や状況などによりさまざまな対処法がありますので、お気軽にご相談くださいね。
これからも大事にしたい繋がり
こんにちは。院長の中嶋です。
七五三の時期を迎え、
神社などでは晴れ着に身を包んだ
かわいらしいお子さんの姿を
目にするようになりました。
子どもたちの健やかな成長を祝いながら、
私たちもまた日々の診療に励み、
成長を続けていきたいと思います。
さて、先日は後輩の活躍を
感じる機会がありました。
彼の名は、川野 真太郎 先生 です。
この度、九州大学 歯学部 顎口腔外科
(旧第一口腔外科)の教授に
就任したとのことで、
教授就任講演会&祝賀会に
出席させていただきました。
彼は、鹿児島大学歯学部の後輩で、
学生時代に接点はありませんでした。
しかし、九州大学では隣の医局であり、
鹿児島大学同窓会の福岡支部でも
お互い理事をしていたので、
彼の卒業以来ずっと親交がありました。
大学は臨床だけではなく、
研究と教育も重要です。
彼が全てにおいて優秀なのは
知っていましたが、
教授になったのは本当に驚きでした。
しかも歯学部の花形である
顎口腔外科ということで、
より嬉しい気持ちでいっぱいです。
川野先生には、私が開業してから
難しい親知らずの抜歯など、
口腔外科の治療が必要な患者さんを
紹介させていただいております。
患者さんからの評価はとても良く、
紹介した私が感謝されるほどで、
とてもありがたく思います。
今回の講演会では、
口腔領域の癌について一般開業医にも
解りやすく話していただき、
大変勉強になりました。
また、祝賀会では美味しい料理と
お酒をいただきながら、参加者の皆さんと
楽しい時間を過ごせました。
川野先生はお酒を飲んでいる人の
呼気で酔ってしまうほどで、
普段まったくお酒は飲みません。
しかし、終始笑顔で
私たちと話してくれました。
実績があるのはもちろん、
人間的にも素晴らしい方です。
これからも患者さんの紹介や
同窓会などを通じて公私にわたり、
親交を深めていきたいと思います。
なかしま歯科医院
〒814-0006
福岡県福岡市早良区百道1-20-3 1階
TEL:092-846-8811
URL:http://momoti-nakashimashika.com/
Googleマップ:https://goo.gl/maps/myBuE9EFefAoqWke7
歯周病治療で糖尿病が改善!?その理由とは
こんにちは。院長の中嶋です。
毎年11月14日は
糖尿病の認知・注意喚起を目的とした
「世界糖尿病デー」というイベントが
開催されています。
この日の前後には、
シンボルカラーの「ブルー」にちなみ、
日本全国のさまざまな施設で、
青色のライトアップイベントが開催されます。
もし、お出かけしたときには
青く照らされた施設がないか
探してみてくださいね。
さて、そんな糖尿病が
歯周病と関係が深い病気と言われているのを
ご存じでしょうか。
実際に、歯周病の人はそうでない人よりも
糖尿病になる割合が約2倍も高い
というデータもあり、
その関連が明らかになっています。
自覚症状のない人も含めると、
歯周病にかかっている人の割合は、
成人の約8割とも。
つまり、まだ表面化していない
「糖尿病予備軍」も、
かなりの割合で存在することが予想されます。
その糖尿病予備軍からの脱却に
歯周病治療が一役買ってくれることが、
近年の研究で明らかになってきました。
今回は、歯周病治療が
糖尿病にもたらす効果について
ご紹介していきます。
◆歯周病で「血糖値が上がる」って本当?
糖尿病はインスリンという
ホルモンの働きが悪くなり、
「血糖値」が上昇してしまう病気です。
実は、歯周病が進行すると、
血糖値が上がりやすくなることが
わかっています。
歯ぐきの腫れや出血を起こす物質には
「インスリン」の働きを悪くする性質があり、
それが結果的に、糖尿病の発症や悪化へと
つながってしまうのです。
◆歯周病を治療すると
血糖値が改善することが明らかに!
「歯周病で血糖値が上がる」
というのが正しいとすると、
おのずと浮かぶのは
「歯周病を治療すれば血糖値を下げられるのでは?」
という疑問です。
この疑問について
これまで多くの研究者がデータを積み重ねた結果、
歯周病治療が
血糖コントロールや糖尿病の改善に良い作用を
もたらすことが実証されてきました。
これらの研究結果を受け、
今では日本糖尿病学会でも
糖尿病の患者さんに歯周病の治療や
再発予防のための
歯科への定期的な受診を薦めています。
◆健康診断を受けたら、次は歯科へ
歯周病と糖尿病は
いずれも痛みや自覚症状がなく、
知らず知らずのうちに進行するのが特徴です。
「沈黙の病」といわれる
この2つの病気は、
いかに早く見つけて治療につなげるかが、
その後の病状や重症度を大きく左右します。
糖尿病に関しては
年1回の健康診断で
チェックを受ける機会もある一方で、
歯周病については、
自身の状況を詳しく知る機会が
それほど多くありません。
お口の健康を守るためにも、
健康診断で「血糖値」の文字を見たら、
ぜひ、歯周病のことも思い出して、
歯科医院にも足を運んでください。
なかしま歯科医院
〒814-0006
福岡県福岡市早良区百道1-20-3 1階
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