2024年 6月 の投稿一覧
詰め物が外れてしまう理由と注意点
福岡県福岡市早良区のなかしま歯科医院です。
みなさんこんにちは。オリンピックをこの夏に控え、各種スポーツが盛り上がりを見せていますね。みなさんが楽しみにしている種目はなんですか?
むし歯で治療した詰め物やかぶせ物が取れてしまう、ということがあります。どんな理由で外れてしまうのでしょうか。
- 二次むし歯
一度治療をすればもうむし歯にならない、ということはなく、歯と詰め物の間のわずかなすき間からむし歯になることがあります。これを二次むし歯といいます。
二次むし歯になり、すき間が大きくなっていくと詰め物が外れやすくなります。
- 接着剤の経年劣化
詰め物を接着する際に使用するセメント材は時間の経過とともに劣化していき、劣化とともに詰め物が外れやすくなります。特に保険診療で使用するセメント材は劣化しやすい傾向があります。
- 噛み癖・歯ぎしり・食いしばり
一定の場所に強い力が加わるような状態にあると、詰め物が欠けたり割れたりしてはずれてしまうことがあります。
同じ場所でばかり噛まないようにする、就寝時はマウスピースを使用する、日中は上下の歯を離すよう意識する、などを心がけます。
歯茎や顎への悪影響もありますので、早めに改善するようにしましょう。
- 嚙み合わせの変化
むし歯治療から時間が経過するにつれ、嚙み合わせも変化します。
詰め物は治療した時の噛み合わせに合わせて作られているので、合わなくなった詰め物は外れやすくなります。
【詰め物が外れてしまったら…】
- 取れた詰め物は保存する
再利用できる場合がありますので、壊れないように保存して歯科にお持ちください。
- なるべく早く歯科を受診する
詰め物が外れた歯は細菌に対して非常に弱い状態で、むし歯になるリスクが高くなっています。痛みや食事への影響がないと感じても、早めに歯科で処置を受けてください。
- 詰め物が外れた歯を使わないようにする
いつも以上にしっかり歯磨きなども行いましょう。
まれにご自身で詰めなおしてしまう方がいますが、詰め物が外れた歯は、お口の中の細菌で侵されていますので、しっかり処置をしないまま塞いでしまうと、すぐに詰め物の下でむし歯になってしまいます。
また、市販の瞬間接着剤でつけることは絶対にしないでください!
再度詰め物をする前には、適切な治療を行う必要があります。必ず歯科での治療を受けるようにしてくださいね。
規律のないところには、やりがいは生じない
こんにちは。院長の中嶋です。
早いもので、1年の半分が経ちましたね。
この半年間、 多くの方々にご来院いただき、
その分たくさんの笑顔に触れることができました。
本当にありがとうございます。
1年の後半も皆さまの歯の健康を守るため、
スタッフ一同、精いっぱい努めてまいります。
さて今回は、メインテナンスなどで
長年当院に継続して通院している患者さんも
ほとんど見ることのない、
秘密のヴェールに包まれた(?)、
当院のスタッフルームをご紹介します。
約2年前に変更したレイアウトは
当時のコロナ対策も含め、
写真のように、パーティションが付いた
カウンター形式になっています。
それまでのスタッフルームは
少し大きめのテーブルを和室の中央に配置し、
そのテーブルにスタッフ全員が集まって着座し
食事・休息をとる、という
昔ながらのスタイルでした。
カウンター形式にした目的は
コロナ感染対策でもありましたが、
何より、お昼休みにスタッフがリラックスして
食事・休息が出来る
着席方法にしてあげたかった、
というのが一番の理由でした。
スペースが限られているため
スタッフ一人ひとりに広々とした
テーブルやイスを提供することはできませんが、
プライベートが確保され、
食事・休息をリラックスして過ごせるための
最低限の空間は提供できているかな、
と思います。
そのスタッフルームの一角には
私からのメッセージであるこんな掲示が
張ってあります。
一言で言うと
「規律のないところには、やりがいは生じない」
です。
なぜこのようなメッセージを
掲げているかというと、
なかしま歯科医院が患者さんに
診療・予防を提供するにあたって、
私自身とスタッフ全員が規律を守り
やりがいを感じながら仕事をすることこそが、
最も大切だと思っているからです。
この掲示は私の原案を元に、
セミナーやコンサルタントで
お世話になっている
歯科専門コンサルティング会社
「シーエイチアイ」さんに
上手に作っていただきました。
毎日目にしても
不快感のないような文章・デザインに
なっていてとても良かったと思います。
そしてその効果のほどは、
来院した際に患者さんの目で
私達が働く姿を見て、
確かめていただければ幸いです。
これからもスタッフ全員が
快適に休憩時間を過ごし、
仕事にやりがいを感じてもらえるよう、
いろいろと改善していこうと考えています。
なかしま歯科医院
〒814-0006
福岡県福岡市早良区百道1-20-3 1階
TEL:092-846-8811
URL:http://momoti-nakashimashika.com/
Googleマップ:https://goo.gl/maps/myBuE9EFefAoqWke7
気になる歯石、自分で取っても大丈夫?
こんにちは。院長の中嶋です。
6月に入り雨模様が続くこの時期は、
なんとなく気分がすぐれない日も
あるかもしれません。
そんな気だるさから、
普段は当たり前に行っている習慣を
疎かにしてしまうと、
健康状態が悪化するリスクを
招くことがあります。
そのリスクのひとつが「歯石」です。
日々の歯みがきが不十分だと
歯に付着した歯垢(プラーク)が
やがて歯石となり、
色々な害を引き起こします。
中には
「歯石を自分で取り除いている」
という人もいるかもしれませんが、
この行為は効果が無く、
むしろ危険を伴うため注意が必要です!
◆毒性があるのは歯石ではなく、
歯石につく◯◯!
歯石とは、
歯の周囲に溜まった
細菌の塊である歯垢(プラーク)が
だ液に含まれるミネラル成分によって
石のように硬くなり、蓄積したものです。
歯石には大きく分けて、
目に見える黄白色の
「歯肉縁上歯石(しにくえんじょうしせき)」と、
歯ぐきの下に隠れている、黒っぽい
「歯肉縁下歯石(しにくえんかしせき)」があります。
この歯石自体に毒性はありませんが、
お口の健康のためには
取り除くことが必須です。
その理由は、
ざらざらした歯石の表面が
細菌の繁殖にはうってつけの環境であり、
この細菌が、歯や歯ぐきに
悪影響を及ぼしてしまうからです。
◆歯石を放置するとこんなことが…!
細菌だらけの歯石を
除去しないまま放置すると、
やがて歯周病が悪化する
原因となります。
歯石の表面の凹凸に入り込んでいる細菌は、
通常の歯みがきでは完全に除去できません。
その結果、歯石がついた周囲の歯ぐきで
炎症が起こって腫れてしまい、
歯と歯ぐきの間のみぞ(歯周ポケット)が深くなります。
この環境下で歯周病菌が増えることで、
歯周病が悪化していきます。
さらに、歯周病菌は
悪臭を伴うガスを放つため、
口臭も強くなってしまいます。
これらを回避するためには、
細菌のすみかとなる歯石を
早めに取り除くことが肝心です。
◆絶対やめた方がいい…
自分で歯石を取る危険性とは?
歯石を早く取ったほうがいい、となると、
「自分で歯石を取ってしまおう!」
と考える人もいるかもしれません。
しかし、自分で歯石を取ろうとすると
歯や歯ぐきを傷つけることになり、
歯石を全て取ることも不可能です。
また、取り残された歯石に付着した細菌は、
変わらず毒素を出し続けるため、
歯周病や口臭が確実に悪化します。
このように逆効果にしかならないため、
自分で歯石を除去する
メリットはありません。
これらの理由から、
歯石を自分で取ることは絶対に避けましょう。
◆歯石の害、どうしたら食い止められる?
歯石への最善の対処法、
それはズバリ、
「定期的に歯科医院で取ってもらうこと」です。
歯石は一度取った後も、
お口の中のプラークが再び歯石となり、
繰り返し付着してしまいます。
そのため、一般的には
3~6か月に一度のペースで
定期的に歯石取りに通い、
きれいな状態を保つことをおすすめします。
お口の悩みのタネとなる歯石を
歯科医院で安全かつきれいに取り除き、
健康な歯ぐきを維持していきましょう!
なかしま歯科医院
〒814-0006
福岡県福岡市早良区百道1-20-3 1階
TEL:092-846-8811
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