
2025年 11月 の投稿一覧
お口のケアで健康を守る
こんにちは。院長の中嶋です。冷え込みも強まり、厚手の上着を着こむ毎日になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今年はインフルエンザの流行が例年より早く、全国各地ですでに警報級となっています。
インフルエンザの対策にはワクチン接種、手洗い、うがい、マスク、換気などが基本中の基本ですが、実は口腔ケアをしっかりすることも非常に効果的です。
インフルエンザは鼻やのどの気道の粘膜に付着して細胞内に入ったウイルスが増殖して体外に放出されることで感染拡大していきます。

お口の中にできる歯垢1㎎の中には約1億~2億個、約600種のウイルスや細菌が存在していると言われます。インフルエンザウイルスもその中のひとつです。
歯垢の中の細菌が出す「プロテアーゼ」という酵素がありますが、これはインフルエンザウイルスが気道の粘膜から体内に侵入しやくする特性があります。お口の中の清掃(口腔ケア)をしっかり行うことがインフルエンザ予防に役立つ理由がこれです。
口腔ケアは、インフルエンザだけでなく、むし歯や歯周病予防はもちろん、全身のさまざまな病気の予防にもつながっています。

まだまだ続く感染症の季節を乗り切るために、毎日のご自身の歯磨きなどのケアをしっかり行いましょう。入れ歯をお使いの方は入れ歯のお手入れも大切です。
ご自身の歯と同じように、毎日きれいに歯垢や汚れを落としてあげましょう。ご自身では取り切れない歯周ポケットの中のケアや、歯石の除去は歯科医院にお任せください。
2025年も残りわずかとなりました。健康で楽しい年末年始を迎えられますよう、ご自愛ください。今年も一年ありがとうございました。
別府旅行
こんにちは。院長の中嶋です。
七五三の時期を迎え、
神社などでは晴れ着に身を包んだ
かわいらしいお子さんの姿を
目にするようになりました。
子どもたちの健やかな成長を祝いながら、
私たちもまた日々の診療に励み、
成長を続けていきたいと思います。
さて先日、家族揃って一泊二日の旅行に行ってきました。
向かった先は、別府。
博多の人にとっては、
最も親しみのある温泉地ではないでしょうか。
私にとっての一番の記憶は
小学校6年生の時の修学旅行ですね。
3クラスそれぞれ、
観光バスにゆられての懐かしい思い出です。
今回の別府旅行の一番の見所は
博多から別府へ向かう行程でした。
通常は特急列車を利用して
2時間ほどで到着してしまうのですが、
今回は特別列車「かんぱち号」に乗って、
約5時間かけてのゆったり移動です。

義兄が予約してくれたのは、
列車の最後尾の特別室でした。
豪華な内装で気分も上がります。


博多を出発すると同時に出てきたのは、
豪華なお弁当とお吸い物。
これを持ち込んだビールや酎ハイと一緒に、
のんびり時間をかけて頂きます。
お弁当は勿論ですが、
日ごろ吞み慣れたビールや酎ハイも
特別な雰囲気が相まって
格段に美味しく感じます。
列車のスピードはかなりゆっくりで、
イメージ的には昔の路面電車のようです。
途中、田主丸駅と恵良駅で下車して
地元の方のおもてなしがあります、
これがまた素晴らしく、駅周辺がお祭りのような感じでした。
約5時間の行程が短く感じるほど
賑やかに会話を楽しみながら、別府に到着です。
別府での夕食は私の好きなレストラン「米と葡萄」でした。

別府名物の関あじ・関さばをはじめ
とても美味しい料理に舌で鼓を打ちました。
翌日は朝食後に水族館「うみたまご」を観光。

おそらく、20年ぶりくらいに入った水族館。
ものすごく久しぶりだったこともあり、
家族と一緒に童心に帰って楽しめました。
巨大な水槽の魚たちを鑑賞するのもさることながら、
ユーモアたっぷりのセイウチのショーや、
圧巻の迫力のイルカのショー等、見所が満載でした。
あっという間に過ぎ去った2日間。
密度が濃く、存分に非日常を堪能できた
楽しい旅行になりました。
今回の旅行のメインとなった「かんぱち号」。
皆さんも、一度体験してみてはいかがでしょうか。
なかしま歯科医院
〒814-0006
福岡県福岡市早良区百道1-20-3 1階
TEL:092-846-8811
URL:http://momoti-nakashimashika.com/
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その1本が歯の寿命を縮める!?喫煙と歯周病の関係

こんにちは。院長の中嶋です。
11月17日は肺がんへの理解と
予防意識を高めるために定められた
「肺がん撲滅デー」です。
肺がんの主な原因とされるタバコは、
全身のさまざまな病気のリスクを高めることが
知られています。
その影響は、お口の中の病気も
例外ではありません。
◆ヤニ汚れより怖い!
タバコが奪う” 歯の寿命”
タバコによるお口トラブルといえば、
「ヤニ汚れ」や「口臭」を
イメージされる方も多いでしょう。
しかし、タバコの害で本当に怖いのは、
歯の寿命そのものを縮めてしまうことです。
ある調査では、70代の喫煙者は
非喫煙者よりも平均で約8.5本も
歯が少ないという結果が報告されています。

その背景にあるのが、
歯を失う原因で最も多くの割合を占める
「歯周病」の存在です。
喫煙はこの歯周病の進行を早めるだけでなく、
歯周病治療の効果まで下げてしまいます。
この二重の悪影響によって、
タバコを吸う人ほど
歯を失うリスクが高まってしまうのです。
◆知らないうちに進む喫煙の”二重ダメージ”
タバコが歯周病の進行を早める主な原因は、
煙に含まれる3 つの有害物質
(ニコチン・一酸化炭素・タール)です。
・ニコチン:血流を悪化させ、歯ぐきを栄養不足にする
・一酸化炭素:体を酸素不足にして、歯ぐきの抵抗力を奪う
・タール(ヤニ):歯の表面にこびりつき、
歯周病菌がつきやすい環境をつくる

こうした影響が重なることで、
歯ぐきが本来持つ「細菌と戦う力」や
「傷を治す力」が徐々に奪われていきます。
その結果、タバコを吸う人は
吸わない人に比べて
歯周病のリスクが約5.4 倍に上昇するほか、
治療の効果も半分程度まで
落ちることがわかっています。
さらに問題なのは、血流の悪化によって
歯ぐきの腫れや出血といった
歯周病特有のサインが出にくくなる点です。
そのため、喫煙者は自覚がないまま
歯周病が重症化してしまい、
やがて歯がぐらついたり、
抜けてしまったりするおそれがあります。
◆”禁煙”が無理でも諦めない!
今からはじめる歯周病ケア
歯周病だけでなく、全身の健康のためにも
「禁煙」がベストの選択です。
とはいえ、
「わかっているけど、今すぐの禁煙は難しい」
という方も多いでしょう。
大切なのは、すぐに禁煙ができなくとも、
タバコのリスクを理解したうえで
今できる歯周病ケアを欠かさないことです。

ご家庭での丁寧なセルフケアと、
歯科医院での定期的なケアを継続しながら、
タバコの影響を少しずつ減らしていきましょう。
なかしま歯科医院
〒814-0006
福岡県福岡市早良区百道1-20-3 1階
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